INTERVIEW

INTERVIEW 02

世界を動かしているのは、インターネット業界

Profile Antti Sonninen

世界最大級のスタートアップイベント「SLUSH」を日本展開する「一般社団法人SLUSH ASIA」CEO

「インターネット業界というものは存在しない?!」

僕からいうと、インターネット業界というのは、すべての業界に、別の業界に含まれているものではあるんですけど。ただまぁ、農業であったり、教育であったり、僕からすると逆にインターネット業界というのは無いんですね。

それはなんか、ツールとして。いろんな、他の業界の一部として入っていて、もちろん教育で使ったら、素晴らしい可能性があるとか、携帯電話でコミュニケーションがスムーズになるとか。つまり、インターネットはツールですね。非常に強力なツールではあります。

結構こういう、インターネットっていうツールとか、技術というツールを使ってる会社さんは未来を作ってる会社が多いんですね。何かが10倍ぐらやりやすくなる、より便利になる、とか、より楽しくなることがあると、そこに一番意味があると思ってて。

僕は個人としてワクワクするし、この業界、インターネットに関わってる会社でそういう仕事をしてる人達も、多分結構面白いなって人が多いと思います。

「今、業界が大注目!インターネット業界を席巻する新たなサービスとは」

日本でIoTの話は僕の出身地であるフィンランドよりよく聞きます。あと、VRにチャレンジしている会社も沢山みかけますし。日本にはものづくりの文化があるからですかね。そこに今後さらに大きなポテンシャルが、会社が生まれるということを期待してます。逆に、僕ら出身地のフィンランドにはそういう文化はそこまでないというのがありますね。

フィンランドでのインターネット業界のトレンドは、今までの数年間はゲームですね。スーパーセルもあるし、アングリーバードをやってる会社もあるし。ゲームがフィンランドで主流になった背景には、ノキアの歴史があって、モバイルに詳しいプログラマーがそもそも多かったというのがあるんですね。そのノウハウがまず一つ、もう一つは、そもそも80年代から、デモシーンって言うんですけど、すごい弱いプロセッサーでどんだけすごいグラフィックを作れるかっていう文化はもう80年代からありますね。あとはフィンランドの冬は、特に誘惑がない(笑)。ゲームぐらいしかやることがないのかも(笑)

フィンランドでこれから来そうなトレンドで言うと、なんですかね。。。多分、今のところは見えてないんですけど。最近、Woltっていう会社が、もともとSLUSHのチームにも入ってた人の会社なんだけど、彼がご飯を自宅に宅配するアプリを作ったとか。ご飯を届けることや家まで宅配することっていうのは最近流行ってるよね。

普通に僕らも11月、フィンランドには行った時にカフェはすごく行列が長くて、アプリでコーヒーを注文して、三分でコーヒーが出来上がりましたってメッセージが届いて、そうすると並ばなくていい。レジでピックアップすればいいから。これすごい便利だなって。

「海外で大人気のサービスでも流行らない?!日本と海外の違いとは」

日本ではタクシーアプリとかは、すごい盛り上がってるって感じではないですね。

何故かっていうと、サンフランシスコに行くとわかると思うんですけど、タクシーシステムはすごく不便です。タクシーはそもそも少なくて、すごい捕まえにくい。そして電話しても時間がかかるし、ぼったくられるって可能性も0ではないですね。それが東京だと、普通にタクシーはどこにでもあるし、日本ではぼったくられる心配も無い。サービス天国なんです。タクシーに限らず、日本のサービス天国な環境に合う合わないはありそうですね。

あと、日本と海外のサービスの違いがあるとすると、日本では、国内市場をまず見ている企業がより多いですね。1億何千万人いるから、日本語からスタートさせていますよね。フィンランドは人口が500万人しかいなくて、しかも、フィンランド語はフィンランド以外で誰も話せないから、最初から海外を目指さないといけないというのがあります。

「シリコンバレーでは当たり前!日本が直面する2つの課題とは」

日本の課題は僕からみると、2つぐらいあって、1つは、起業家の絶対数をふやさないといけない。、投資家はどんどん増えているんだけど、実際誰が起業するの?と。

日本の起業家は実は守られているんですけどね。言語とか文化の壁が他の国よりあるから、海外から別の会社が入ることはすごく難しいので。日本でアングリーバードの日本支社を作った時に、一応日本語は話せても、日本でネットワークを作るのに苦労したし、英語の情報が少ないから、海外の人はかなり入りづらい。

それでも今は起業家の絶対数が圧倒的に足りないから、だからこそ、SLUSH ASIAを作って、そこに起業家はカッコいい存在ですよ、ということを発信しています。そういう意味でエコシステム全体を盛り上げたい。

もう一つあるのは、投資家について。シリコンバレーでよく言われているんですけど、投資家は一回起業してからやったほうがいいっていう部分。日本では、徐々にそういう投資家が少しずつ出てきてはいるんですけど、金融系の人がじゃあファンド作ろってのが多い。

投資家の質というとこだと、シリコンバレーで、サンマイクロシステムっていう会社があるんですけど、その会社の創業の社長がよくメディアでよく言っているのは、95%の投資家は何も付加価値が無い、です。そういうディスカッションを日本のメディアや日本のスタートアップエコシステムももう少ししたほうがいいって気がします。

「一番世界を動かしているのは、インターネット業界だ!」

最後に、インターネット業界がどんなところかというと、結構チャレンジも沢山あるし、そして誰もやったことの無い課題やタスクもたくさんあって、、色々、あーこれ分からないとか沢山あると思うんですけど、ちゃんと上手くできたら、僕は個人的には一番満足感のあるところです。なぜなら、そこが今、一番世界を動かしている会社だから。

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